とっく~ブログ 

読んだ本の紹介をメインに、小説に出てきた聖地巡礼や、写真など

戦国武将

戦国武将に関する場所、事、物について紹介する

涅槃 垣根涼介 朝日新聞出版

下剋上の戦国時代においてさえ斎藤道三や松永久秀と並ぶ悪人と言われた武将、宇喜多直家を描いた上下合わせると900ページを超える長編小説です。 宇喜多直家の息子の秀家を主人公にした作品は以前読んだことがあるのですが、宇喜多直家に関してはよく知らな…

信長を殺した男~本能寺の変431年目の真実~7 (漫画)藤堂裕 (原案)明智憲三郎

山崎の戦で明智光秀を破り、天下を統一した豊臣秀吉によって改ざんされた本能寺の変の真実を描く物語の第7巻です。 あらすじ あまり知られていない本能寺の変から山崎の戦までの最後の12日間の明智光秀の動向を描いた第7巻です。 本能寺で織田信長を討ち取り…

岐阜市歴史博物館

金華山山頂にある岐阜城、金華山の下にある岐阜公園と散策して、最後は岐阜公園の一番南の端にある岐阜歴史博物館を見学しました。 岐阜歴史博物館は美濃地方の歴史や文化を紹介する施設で、原始時代や縄文時代の出土品から近代の産業機械まで幅広い展示のほ…

信長公の鼓動が聞こえる歴史公園 岐阜公園

岐阜城のある金華山の下には岐阜公園があり、今では歴史博物館や美術館、昆虫博物館といった施設が立ち並び、金華山に上るロープウェーの駅や土産物売り場があったりしますが、ここにはかつて、斎藤道三や織田信長の居館があった場所でもあります。 今、岐阜…

斎藤道三や織田信長ゆかりの城 岐阜城

斎藤道三、織田信長、明智光秀といった戦国武将とも大変ゆかりの深い岐阜県のシンボルともいえる城である岐阜城に行きました。 岐阜城天守閣 斎藤道三の下剋上の舞台となり、竹中半兵衛の乗っ取りや織田信長の天下布武の舞台となるなど、数々のエピソードが…

信長を殺した男~本能寺の変431年目も真実~6 (漫画)藤堂裕 (原案)明智憲三郎

明智光秀を山崎の戦で破り、天下を統一した豊臣秀吉が改ざんしてしまった本能寺の変の真実に迫る物語の第6巻です。 あらすじ ついに始まった本能寺の変へのカウントダウン。 織田信長の唐入り計画を阻止するために断腸の思いで謀反を決意した明智光秀だが、…

田中家の三十二万石 岩井三四二 光文社

僕は戦国武将ゆかりの地を巡るのが好きであちこち行っているのですが、ここ最近まったく意図せずに田中吉政という戦国武将の名前を耳にするということが立て続けにあって気になっていたところに書店で田中吉政を主人公にした小説を見つけたので、これはもう…

織田信長が父親の葬儀で位牌に抹香を投げつけたエピソードの舞台 萬松寺

名古屋市の繫華街のひとつ大須商店街の中にある、織田信秀、信長親子や徳川家康とゆかりの深い寺萬松寺に行ってきました。 萬松寺は天文9年(1540)に織田信長の父、信秀が織田家の菩提寺として開基しました。 当時、織田信秀は古渡城城主として一円を支配し…

織田信長が千本の松の木を奉納した日置神社

愛知県で一番有名なお寺といっても過言ではない大須観音から大通り沿いに南へ徒歩10分ほどのところに日置神社があります。 正面から見た日置神社 初めてだと気を付けてみていないと見過ごして通り過ぎてしまうかもしれないほど小さくて地味な鳥居が入り口に…

ミツナリズム3 鈴木コイチ 講談社

石田三成を主人公にした戦国時代コメディー漫画の第3巻です。 石田三成を中心に大谷吉継、加藤清正、福島正則の豊臣秀吉子飼青年武将四人が主君秀吉の天下統一を果たすために日本各地を駆け回り、行った先々でトラブルを起こしてピンチになりながらも何とか…

蜂須賀城跡と蓮華寺を散策

豊臣秀吉に最初期から協力し、豊臣政権成立に大きく貢献した蜂須賀小六正勝の生誕地といわれる愛知県あま市にある蜂須賀城跡に行ってきました。 蜂須賀城跡 蜂須賀氏は鎌倉時代からこの地に根を張って、先祖代々この地を治めていたとのことですが、蜂須賀小…

武田信玄公生誕500年記念映画「信虎」を鑑賞

全国東宝系シネマで武田信玄の父である武田信虎を主人公にした映画を上映すると聞き観に行ってきました。 武田信玄を主人公にした映画や小説などはたくさんあるし、僕も色々見た記憶はあるのですがその父の信虎を主人公にした作品は新鮮だなと思いぜひ、観て…

愛知県刈谷市 史跡散策

刈谷市歴史博物館を見た後はせっかくなので市内の史跡を散策しました。 刈谷市は徳川家康の母親である於大の方の実家である水野氏が治めていたところということで、水野氏や於大の方ゆかりの史跡がいろいろあります。 刈谷城 博物館のすぐ南側には亀城公園と…

北条氏康~関東に王道楽土を築いた男 伊藤潤 板嶋恒明 PHP新書

現代の中国やロシアのように軍事力で現状を変更し、領土を拡大させていた弱肉強食の戦国時代において、領民の生命と財産を守り、対話を重視するという政策を掲げて領土を拡大し、関東に大国を築いた小田原北条氏について書かれた新書です。 その中でも本書は…

前田利家 戸部新十郎 光文社文庫

戦国武将、前田利家の生涯を描いた長編小説です。 作者は前田利家とは縁の深い石川県七尾市出身の作家、戸部新十郎です。 僕も石川県出身ということもあり、前田利家は戦国武将の中でも一番好きなので、前田利家を主人公にした小説は今までにもいくつか読ん…

秀吉清正記念館

秀吉清正記念館は戦国武将の豊臣秀吉と加藤清正の生誕地である愛知県名古屋市中村区にある中村公園の西側にある中村公園文化プラザという図書館や小劇場などが入った総合施設の2階にあります。 開館時間は午前9時30分から午後5時までで、毎週月曜日と第4火曜…

加藤清正の生誕地 妙行寺

愛知県名古屋市中村区にある中村公園の東側に隣接する妙行寺は戦国武将の加藤清正が生まれた場所と伝わっています。 妙行寺の門1610年に名古屋城築城した時に天守閣の石垣の建設などに手腕を発揮した清正は、名古屋城の築城で余った材を利用して、自分が生ま…

豊臣秀吉の生誕地 太閤山常泉寺

愛知県名古屋市中村区にある中村公園は愛称を秀吉清正公園といって、豊臣秀吉と加藤清正の生誕地とされているお寺があります。 太閤山常泉寺 そのうち、中村公園の東側にある常泉寺は、豊臣秀吉が生まれた家の跡地に秀吉の命令で加藤清正が建てたそうです。 …

豊臣秀吉と加藤清正の生誕地 中村公園(秀吉清正公園)

愛知県名古屋市中村区は名古屋駅からもほど近く、駅前の高層ビル群がよく見えるところですが、中村公園一帯は、古くは尾張国愛智郡中村とよばれる農村だったそうです。 この中村公園があるあたりが豊臣秀吉や加藤清正の生誕地であったことが豊臣家が滅亡した…

真・群青戦記2 (原作)笠原真樹 (作画)アジチカ 集英社

突然、天正6年(1578)の戦国時代にタイムスリップし、そこが真田領内であったために敵の一夜城と勘違いした真田軍に攻め込まれてしまったU市拘置所は殺戮の修羅場と化してしまう。 大混乱の中ついに解放されてしまった凶悪犯たちが真田軍に襲い掛かる。 凶悪…

真・群青戦記1 (原作)笠原真樹 (作画)アジチカ 集英社

長野県U市にある凶悪犯たちを収容した拘置所が突然、戦国時代にタイムスリップ。 そこは天正6年(1578)の真田郷で、突然出現した拘置所を敵の一夜城と勘違いした真田郷の人々に包囲された拘置所の職員や受刑者たちの運命は? まだ序盤なので今後どのような…

三河武士のやかた家康館

岡崎城公園内にある三河武士のやかた家康館は、徳川家康と彼を支えた三河武士団の努力と活躍を紹介する歴史資料館です。 徳川家康と徳川四天王の鎧兜 常設展示場がある地下一階ではCGやグラフィックを駆使した展示で鎌倉時代からの三河武士たちの形成の歴史…

岡崎城公園めぐり

岡崎城公園は文化財の復興や再建などにはあまり力を入れている印象はなく、岡崎市の象徴または市民の憩いの場という位置付けのようです。なので、公園の中には武将達の銅像やからくり時計、家康縁のスポットなどが点在していてそれらを巡るのも楽しいです公…

徳川家康生誕の城 岡崎城 その2

徳川家康が誕生した城である岡崎城は明治時代の廃城令によって天守閣をはじめ建物はすべて取り壊されてしまったために文化財的な価値はほとんどないのですが、石垣と曲輪に関しては中世の城の構造をよく残しているそうです。 岡崎城天守閣 岡崎市は茨城県真…

徳川家康生誕の城 岡崎城

東海地方の緊急事態宣言もようやく解除されたので、久しぶりに遠出しようと思い立ち、一宮市から電車で1時間ほどかけて、徳川家康が誕生した岡崎城に行ってきました。 名鉄東岡崎駅北口から歩いて20分ほどのところに岡崎城があります。 岡崎城天守閣 現在は…

黒牢城 米澤穂信 角川書店

荒木村重が織田信長に突如、反旗を翻し、居城である有岡城に一年近く籠城し、最後は悲劇的結末に終わった有岡城籠城戦。 この歴史的大事件をミステリー作家の米澤穂信さんが描いた歴史とミステリーが融合した重厚で骨太な作品です。 籠城している有岡城内で…

細かすぎて伝わらない城 馬寄城

細かすぎて伝わらない城なので、いつ、だれが、何のために築城したのかは定かではありません。 織田信長に仕えた武藤弥兵衛という武将の居城だったとされています。 信長が越前を平定したときに敦賀郡代に任ぜられて敦賀に移ったとのこと。 それでこの城が廃…

細かすぎて伝わらない城 野府城

いつ、だれが、何の目的でここに城を築いたのかは伝わっていないようですが、明応年間(1492~1500)には既に存在していたようです。 現在は小学校になっていて遺構も残っていない城ですが、当時は規模が大きく、二重の堀に囲まれていたとのこと。 付近には…

何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが⁉ 3(原作)井出圭亮 (漫画)藤本ケンシ 講談社

傍若無人な振る舞いで家臣たちの恨みを買い、何度タイムリープで人生をやり直しても結局誰かに本能寺の変で討たれてしまうという織田信長を主人公にしたギャグマンガの第3巻です。 第2巻で明智光秀が戦国武将の盟主として君臨する世界にタイムリープしてしま…

戦国武将前田利家の重臣 奥村永福(おくむらながとみ)の生誕地

僕が大好きな戦国武将、前田利家の重臣、奥村永福の生誕地が、自分が住む一宮市にあるということを最近知ったので行ってみました。 奥村永福は加賀100万石の礎を築いた戦国武将、前田利家の重臣で、利家の父の利春の時から前田家に仕え、利家の兄である利久…