前田利家生誕の地と言われる荒子城跡の近くに荒子観音寺が在ります。
利家が生まれる前から建っている多宝塔は1536年に再建されたもので、名古屋市内最古の建築物です。
1575年に越前府中城主なり荒子城から移る時に本堂を再建したと伝わっています。
自分は故郷を離れるが、これからもこの荒子をお守り下さいと願ったのでしょうか?
生まれ育った荒子を離れて新天地へ向かう利家の心中はどの様なものだったでしょうか?
10万石の城主となる誇らしい気持ちと、思いでの詰まった故郷を離れる淋しい気持ちが入り雑じって複雑な心境だったのかな?