浮野の戦い古戦場には石碑や案内板の説明以外に自由に持っていける冊子も置いてあって、とても親切です。
しかもこの冊子、年表の他に5項目に分けて要点を簡潔に解説してあってとても解りやすいです。
第一項が尾張の織田氏について。
越前からやって来た経緯や、守護代職を争って二家に分裂したこと等が説明されています。
第三項は浮野合戦について、いつ、誰と誰がどの様に戦って、どうなったかが解りやすく解説しています。
第四項は敗れた岩倉織田氏とその主な武将達のその後の運命について。
意外なのは、この冊子によると武将達の子孫が古戦場の周辺で今も脈々と根付いているということです。
戦に敗れれば一族労党皆殺しで根絶やしにされるイメージがあって、現在では痕跡も無いのかと思っていたので。
最後の五項は戦場になった周辺の村の寺院や民衆の様子とその後について。
民衆への信長の圧迫は厳しかったようで、有力な地元民はほとんど離散してしまったようです。
寺院も皆焼き払われて移転を余儀なくされたようです。
これらの寺にも由来を記した石碑があるようなので行ってみようと思います。