大河ドラマなどを観て世の中に流布している、戦国時代の大誤解を指摘して、実際はどうだったのかを検証している本です。
この本は大河ドラマなどを観て戦国時代に興味を持って、もっと深く知りたいと思った人におすすめです。
作者の鈴木眞哉さんは「歴史の常識」を問い直す在野の研究者として、数多くの書籍を執筆されている方です。
この本では戦国武将の経歴で誤解されている点や、桶狭間の戦いや長篠の戦いなどでドラマと現実でどんな違いがあったのかといった誤解から、武器の使い方や思想的な目立たないけど大きな誤解を指摘していて、とても勉強になります。
ドラマを観ていて感動したシーンが、後から本を読んで史実では全く違っていてがっかりしたことが何度もありました。
この本を読めば、より深く歴史ドラマを楽しめること間違いなしです🎵
現在放送されている大河ドラマ「麒麟がくる」のなかでも、明智光秀は実際はどんな人物だったのかといった大きなところから、登場人物の衣装がやけにカラフルなところとか、女性が片膝をたてて座っているところが実際はどうだったのかが気になります。
実際の歴史を勉強しながらドラマでの違いを比べてみるのも楽しみ方のひとつだと思います。