とっく~ブログ 

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前田利家の生誕地(異説あり)荒子城跡

コロナウイルスもとりあえず、というか第二波を気にしつつも一旦終息に向かいつつあるということで、ここ愛知県も緊急事態宣言は解除されました。


自分も食料品の買い出し以外の用事で久しぶりに出かけようと思い立ち、大好きな戦国武将である前田利家の生誕地と言われる名古屋市中川区にある荒子城跡に行きました🎵

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現在では住宅街の中にひっそりとある冨士権現天満宮という小さな神社になっている所がかつての荒子城だということです。

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荒子城は天文年間(1532~1555)に利家の父である前田利春(利昌)が織田家よりこの地に二千貫を給されて築城し、前田城から移ったものだとのこと。

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城の掲示板によると、狭い敷地に簡単な柵と堀をめぐらし、敵を見張るために屋根の上に櫓を設けただけの砦程度のもので東西68メートル、南北50メートル程で一重の掘があったという。


前田利家は天文六年(1537)頃に、前田城誕生説もありますが、この荒子城で誕生したという説が有力視されています。

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永禄三年(1560) 桶狭間の戦いの直後の七月に前田利春が亡くなり、長男の前田利久家督を継ぎ、荒子城主となりました。


永禄十二年(1569) 織田信長は利久に代わって利家に当主になることを命じ利家が入城しました。


天正三年(1575) 利家が越前府中城3万3千石を与えられると長男の利長が荒子城を守りました。


天正九年(1581) 利家が能登23万石を与えられると利長も荒子城を出て廃城になったという。


天正十年(1582) 本能寺の変が起こると前田利長正室の永姫を荒子に避難させたとあるので、城を修築してしばらく匿ったものと思われます。

今は神社になっていますが、この神社は元々は荒子城内に祀られていたものだということで、450年前に利家や妻のまつをはじめ前田家の人たちが手を合わせていたのかと思うと感慨深いです。

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荒子城跡にはこの付近の前田利家ゆかりの地を巡る案内パンフレットもありましたので、いずれパンフレット片手に巡ってみようと思います。

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アクセスは名古屋市営地下鉄東山線高畑駅あおなみ線荒子駅からどちらからでも徒歩10分程です。


あおなみ線荒子駅前には初陣する前田利家とそれを見送るおまつの銅像があります✨

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コロナウイルス感染防止のために、おまつはマスクを着用しての見送りです😌

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コロナウイルスが終息したら、愛知県外の前田利家ゆかりの地もぜひ巡ってみたいです🎵