前田利家が初陣を果たした萱津の戦いの古戦場から程近いところに、全国で唯一の漬物の神社として有名な萱津神社があります。
その昔、地元の住民たちがウリ、大根、ナス等の野菜や、当時は目の前まで海だったということから塩を供えていましたが、やがて甕に入れて供えるようになりました。
すると供えた野菜が塩漬けとなり、偶然漬物になったとか。
伝説の英雄である日本武尊が参拝に訪れた時に漬物を献上したところ、日本武尊は「藪二神物」(やぶにこうのもの)と言って称えたので、ここから漬物のことを香の物と言うようになったとか。
境内には漬物を納める「香の物殿」があり、毎年8月21日には香の物祭という漬物神事が開催されていて漬物業者や製塩業者が参加し、祭の際には漬物が参列者に振る舞われるそうです。
また、この辺りは日本武尊と宮簀媛の悲恋の舞台となった伝説が伝わっていることから縁結びの神としても有名です。
毎年4月の第2日曜日に執り行われる「献榊祭」は別名「縁結祭」ともよばれ良縁を願う人たちが多く訪れるそうです。
萱津の戦いの時には織田信長はこの近くを通ったでしょうから、戦勝祈願などしなかったんでしょうか?
織田信長や前田利家がこの辺りを歩いていたのかと思うと感慨深いものがありました🎵