若き日の織田信長と美濃の蝮斎藤道三が会見したという、戦国ファンにとっての名シーンの舞台である愛知県一宮市冨田にある聖徳寺に行きました🎵
とはいえ、今は寺は名古屋市内に移ってしまい、現在はバス停と当時の事を解説するプレートや石碑があるだけですが。
織田信長と会見した斎藤道三は信長の器量を見抜きとても気に入って、村木砦の戦いの際には援軍を送って支援する程の関係になりました。
なぜ会見場として聖徳寺が選ばれたのかというと、当時はこの冨田というところは美濃や尾張の守護から税金が免除された中立地だったからということです。
七百軒程の集落が堀で囲まれていて独立国のようになっていたということです。
今では木曽川は冨田の北側を流れていますが会見当時は木曽川を渡って信長は聖徳寺まで行ったそうです。
もし道三の軍勢に攻められれば木曽川を背にして戦わねばならず、決死の覚悟で会見に臨んだのかもしれません。
前田利家もこの会見に同行して、いざというときには自分の命にかえても信長を守る覚悟だったことでしょうね。