大雨で長良川が増水して、係留されていた鵜飼いの警備船が2隻も流されるほどの大変な日の翌日でしたが幸い雨も止んだので、岐阜市歴史博物館で来年1月まで開催予定の「麒麟がくる」大河ドラマ館に行ってきました🎵
岐阜市歴史博物館は山頂に岐阜城が建つ金華山の下にある岐阜公園の中にあります。
初めていきましたが、鉄筋コンクリート3階の意外と大きな建物だったので地方の博物館にしては規模が大きくてビックリしました。
博物館の手前には大河ドラマをテーマにしたフードショップが並んでいました。
自分が行ったときは大雨のせいか、それともコロナの影響なのかわかりませんが閉まっていたのですが。
いざ入場しようと入り口に向かうと、新型コロナウイルスの感染防止対策のために検温、アルコール消毒、感染者が出たときのための連絡先の記入をしたりと多少手間がかかりました。
それでも職員の皆さんがどの方もにこやかに愛想よく対応してくれたので、全く嫌な感じはせず気持ちよく入場することが出来ました🎵
「麒麟がくる」の大河ドラマ館は博物館の2階なので階段を上ろうとして上を見上げると、ドラマのオープニングで出てくる文字と岐阜城らしき大きな絵が出迎えてくれました。
大河ドラマ館は大きく分けて3つのエリアに分かれています。
1,ドラマの紹介と小道具や衣装の展示エリア(撮影禁止)
2,楽市楽座の再現セットとドラマのセット展示エリア(撮影可能)
3,戦国時代に特化した博物館の収蔵品の展示エリア(撮影禁止)
階段を上ってすぐに、まずドラマシアターがあって、ドラマのメイキングや役者のインタビューと来館者へのメッセージといったおそらくここだけで観られるオリジナルの映像が流れています。
シアターを出て次のコーナーに進むとドラマの登場人物を演じる役者達のプロフィールやメッセージが衣装と合わせて展示してあります。
どの衣装も色鮮やかで思わず見入ってしまいます。
また、明智家、斎藤家、織田家の家紋が入った幟旗が美しいやらカッコいいやらで自分の部屋に持ち帰って飾りたいと思うほどでした。
同じゾーンには稲葉山城と当時の城下町を再現したジオラマがあってオリジナルの映像や音声を聞きながら当時の様子を知ることが出来ます。
遠くには木曽三山が流れ込む伊勢湾や別の方角には美濃侵攻を目論む織田信長の小牧山城も見えていてとても解りやすく見ることが出来ました。
ジオラマを見終わると織田信長の有名な政策である楽市・楽座が行われている町を再現したゾーンです。
このゾーンは撮影可能です。
当時の庶民の暮らしや楽市・楽座について、当時の立て札と共に庶民の会話形式で解説しています。店の中の様子や建物の柱が当時はまだ、かんなが無かったのでゴツゴツしている所がリアルでした。
この時代は蹄鉄も無かったのか、馬に草鞋を履かせているのも面白かったです。
また、ドラマの中で出てきた稲葉山城内のセットや撮影で斎藤道三や明智光秀が身に付けていた鎧兜が撮影可能なのも嬉しかったです✨
最後は博物館の収蔵品を戦国時代に絞って展示したゾーンです。
南蛮人や彼らの船を描いた屏風や鉄砲、明智光秀が本能寺の変をおこす数日前に徳川家康を饗応した時に出されたとされる料理を再現したしたものなどどれも知的好奇心をくすぐられる物ばかりです。
自分が特に目を引いたのは、戦国時代初期に美濃を治めていた土岐氏の館の場所の変遷です。
長良川が何度も氾濫して、そのたびに館の場所を移していった経緯と、洪水でできた地層から発掘された、当時の出土品は前日の豪雨被害の事もあったので、興味深く見ることができました。
大河ドラマ館の展示内容はドラマの進行に合わせて変化していくということなので今後も何度でも訪れてみたいです。
ドラマの再開が待ち遠しい。