下奈良城は現在の愛知県一宮市にありました。
天正十二年(1584)の小牧長久手の戦いの際に、小牧山城に入った織田信雄・徳川家康連合軍に対する最前線の砦として羽柴秀吉が一時的に築いたものだそうです。
羽柴秀吉と織田信雄の間で講和が成立した後に廃城となったようです。
ウィキペディアによると石垣や堀の跡が残っていると書いてありますが、実際に行ってみると車が1台やっと通れるほどの狭い道がある住宅街の一画に石碑と説明板があるだけで、石垣や堀は確認出来ませんでした。
説明板にも石垣や堀のことには触れられていませんでした。
当時なんという武将が守っていたのかはわかりませんが、小牧山城からも目と鼻の先ということもあって、いつ戦闘が始まるかと緊迫した空気が漂っていたのではないかと想像します。
今では閑静な住宅街となっています。
