小説「いなくなれ、群青」河野裕(新潮文庫)がとても印象的な作品だったのですが、映画化されていることを知り、DVDを借りてきて観賞しました。
原作では小学2年生の少年相原大地が映画では中学生の少女豊川になっていたり多少の違いはあったけれど、小説で読んだ幻想的な情景描写に音楽が加わって感動的でした🎵
ストーリーはわりと原作に忠実につくられているように感じましたが原作で重要な人物の相原大地がいないのでその辺りはオリジナルでした。
でも、違和感は特に感じなくて、それはそれでいい物語だと思いました。
僕が特に印象に残ったのは真辺由宇を演じる飯豊まりえの台詞の言い回しです。七草に語りかけるシーンなど、まっすぐな性格の真辺由宇をとてもうまく表現していると思いました。
原作はこのあとも続くので結末はわかりませんが、映画のラストシーンは未来に希望がもてる終わりかたでとても感動しました。
繰り返し観てみたい、続編もつくって欲しい。
そう思える作品でした。