フランス印象派絵画の巨匠アンリ・マティス、エドガー・ドガ、ポール・セザンヌ、クロード・モネの四人をテーマにした短編集です。
とはいっても、それぞれの物語を四人の巨匠の視点からではなく、彼らと深く関わった人から見た巨匠達の姿が描かれています。
マティスは、彼の作品に心から惚れ込んでいた若い家政婦の女性。ドガは、親友でアメリカ人女性画家のメアリー・カサット。セザンヌは、貧乏画家達を支えたタンギー爺さんとその娘。そしてモネは再婚相手の連れ子の娘から見た姿です。
表題のジヴェルニーの食卓のジヴェルニーとは今でもフランスにあるモネの庭園のある所の地名だそうです。
彼らの作品のエピソードや巨匠達や絵画の歴史などにも触れられていて、知的好奇心が刺激されました。
読み終わった後に美術館に行きたくなること必至です🎵