「ビブリア古書堂の事件手帖」は僕が大好きなシリーズです。
シリーズ開始の第1巻から全部購入して読んでいます🎵
2012年に文庫書き下ろしの作品としては初めて本屋大賞にノミネートされ、その後ドラマや映画にもなりました。
ビブリア古書堂の若くて美しい店主篠川栞子が店に持ち込まれる古書とその持ち主にまつわる謎を解いていく人が死なないミステリーです。
7巻まで出たところで一度シリーズは終了しましたが2018年に新シリーズが始まり、この本はその第2巻です。
280ページ程とお手頃な量で、定価は630円(税別)です。
今までもシリーズでは夏目漱石や江戸川乱歩、太宰治などの古書の謎を解いてきましたが今回は横溝正史の幻の作品「雪割草」に関する謎に挑みます。
旧華族の邸宅で大切に保管されてきた「雪割草」が何者かに盗まれ行方不明に。
誰が何の目的で、どうやって盗んだのか。仲の悪い双子の姉妹を中心に相続とも絡んで事件はややこしくなります。
また、そもそも「雪割草」という本が存在するのか?というワクワクする内容です。
この作品では、これまではすぐに謎を解いてきた栞子が、今回はすぐに解決出来ず、9年もかかるという難問です。
あと、前シリーズの終盤に結婚した栞子と大輔の娘である扉子が物語に絡んでくるというのが、シリーズを初めから読んできた自分にはたまらなかったです。
扉子が今後成長して祖母や母を上回るほどの古書の知識や洞察力を身に付けるのかというところも注目点で、これからがとても楽しみです🎵