怪獣消ゴムは500個以上持っていて、友達の怪獣消ゴムと相撲対決などして遊んでいました。
その流れで恐竜にも興味を持ち、親に恐竜図鑑を買ってもらってよく読んでいたのを覚えています。
しかし、40年以上前のその頃の恐竜のイメージと言えば現代の爬虫類と同じ変温動物で寒さに弱く、気候の寒冷化によって絶滅した大昔の生き物というものでした。
また、姿もそれこそウルトラマンに登場する怪獣やゴジラのように真っ直ぐ二本足で立ってゆっくりドスンドスンと歩くようなイメージでした。
それが現代ではジュラシックパークに登場してくるように背中を地面と平行にして俊敏に動く姿にかわり、最近では更に体に色とりどりカラフルな羽毛まで生やしています。
この「面白くて眠れなくなる恐竜」は最新の恐竜研究の成果を初心者にも解りやすく解説した本です。
価格は1400円(税別)です。
著者の平山廉さんは化石爬虫類の専門家で、特に恐竜時代のカメ類について大きな関心を持っているそうです。
また、僕の実家である石川県白山市にある桑島の化石壁で発掘作業に携わっていたということで、ちょっと親近感がわきました。
この本には僕が子供だった40年前の恐竜のイメージがなぜ現代のような姿に変わったのかその研究の歴史が書かれていて、なる程な~と納得しました。
最新の研究に関して他にもたくさん書かれていて、恐竜は大人になっても脳の大きさは子供の頃と変わらないので、成長するにしたがって体が大きくなれば動きも遅くなった、という話は特に興味深かったです。
他にもトリケラトプスの角はティラノサウルスと闘うための武器ではなく、メスに求愛するためのアピールに使っていたとか、ステゴサウルスは他の恐竜のウンコを食べていたという説は面白かった🎵
そして、僕の子供の頃の巨大恐竜の主役と言えばブロントサウルスとブラキオサウルスでしたが、今ではブロントサウルスという名前はなくなったそうです。
また、湖の深い底から首を高く伸ばし、頭の先だけ水上に出して呼吸する姿が図鑑に描かれていたブラキオサウルスは、実は頭を高く上げられなかったことが判明したということです。
これらの恐竜像が昔と全く変わってしまったことにショックすら感じました。
この本をきっかけに子供の頃に大好きだった恐竜についてまた興味が湧いてきました。
他にも恐竜に関する本をいろいろ読んでみたくなりました✨