カドフェス2021の小冊子には94作品が紹介されていて、6つのジャンルに分けられています。
- 注目の映像作品
- 青春いっぱい
- 感動する
- 手に汗にぎる
- 名作
- 心をつかむロングセラー
どのジャンルの作品も魅力的に見えてとても目移りしてしまい、できればすべての作品を読んでみたい!この中から選ぶことなんてできない!そう思うのですが、その中でも特に気になる作品を生みの苦しみを味わいながらも5作選んでみました。
それぞれのジャンルで紹介されている作品の数を数えてみると、6ジャンルの中でも「手に汗にぎる」には一番多くの作品が紹介されていて、ほかのジャンルには15・6作品なのに対して、「手に汗にぎる」には26作品も紹介されていて、特に力を入れているのかなと感じます。
「手に汗にぎる」にはホラーやサスペンス系の作品が多く紹介されているので、夏にはホラーを読んで涼しくなってほしいということでしょうか?
僕もカドフェスの小冊子の中では「手に汗にぎる」に気になる本が多かったので、この中から買いたいと思う本を5冊ピックアップしました。
1「予言の島」 澤村伊智
「ぼぎわんが、来る」の著者の澤村伊智さんの新刊ということで、すごく興味があります。
担当者の「すべての謎が解けたとき、あなたは間違いなく叫びます」というコメントも気になります。
恐怖の叫びなのか、謎が解けて、そういうことか!という叫びなのか、確かめてみたいです。
2「魔力の胎動」 東野圭吾
映画化もされた人気作品「ラプラスの魔女」の続編でしょうか?
「ラプラスの魔女」はすごく面白くて一気読みしてしまい、それだけでは飽き足らず、映画のほうも見たくなってDVDを借りてきたほどでした。確かに前作のラストは続編があることを匂わせるような終わり方だったので、とても気になります。
3「ナキメサマ」 阿泉来堂
乙一のホラー小説「シライサン」同様に、このカタカナのタイトルからしてすごく怖そうですが、紹介文の「大どんでん返しの最恐ホラーに悲鳴と冷や汗が止まらない」というのにすごく惹かれます。
ちょっと大げさな表現のようにも感じるのですが、第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞<読者賞>受賞作とあるので、半信半疑ですが読んで確かめてみたいです。
4「高校事変」 松岡圭祐
松岡圭祐さんの作品といえば、昔、デビュー作の「催眠」が映画化されて、原作も読まずに映画館で観たことがあるのですが、怖すぎて、そのあと映画に出てきた緑のサルが何度も夢に出てきてうなされるほどだったのを覚えています。
その後にヒットした、千里眼シリーズや万能鑑定士Qシリーズなどが有名ですが、僕はほとんど読んでいません。
この作品は女子高生と武装組織の戦いという、ぶっ飛んだ設定に興味がわきました。
知的でクール、爽快なアクション!最強ヒロイン誕生!という見出しにも惹かれました。
どうやらシリーズ化されているようですが、1作目が面白かったら2作目以降も読んでみたいと思います。
5「臨床心理」 柚月裕子
僕が大好きな「孤狼の血」シリーズや「盤上の向日葵」の作者の柚月裕子さんのデビュー作ということで、以前から、いずれ読んでみようと思っていた作品です。
第7回このミステリーがすごい大賞受賞作ということで、これはもう面白い小説であることは間違いないでしょう。
ほかにも捨てがたい作品がいくつもあるのですが、まずはこの5作品をチェックしたいと思います。
集英社文庫のナツイチで買いたい作品も含めたらとても夏の間には読破できそうにありませんが、ゆっくり読んでいきたいと思います。