長野県U市にある凶悪犯たちを収容した拘置所が突然、戦国時代にタイムスリップ。
そこは天正6年(1578)の真田郷で、突然出現した拘置所を敵の一夜城と勘違いした真田郷の人々に包囲された拘置所の職員や受刑者たちの運命は?
まだ序盤なので今後どのような展開が待っているのかまだわかりませんが、冒頭で現代風の服装をしている人々の集団が描かれた大阪夏の陣図屛風が登場しているので現代の凶悪犯VS戦国武将の派手なバトルが繰り広げられるのでしょうか?
現代人が戦国時代にタイムスリップするという昭和時代の「戦国自衛隊」くらいから使い古されたネタですが、1巻を読んだ限りでは、かなりメッセージ性の強い作品だと感じました。
殺人鬼と戦時下の英雄の違いとは何か?命とは何か?
人の命を助けたいと、山岳救助隊を志す兄と、人体の仕組みと殺人に興味を持ち実際に殺人未遂事件を起こし拘置所に拘留されている弟の兄弟が、戦国時代にタイムスリップして真田信之、幸村兄弟と出会う。
この出会いがどんな化学反応を起こし、どのようなストーリーが展開されていくのか、また、拘置所に収監されている凶悪犯たちが今後どうなっていくのかこれからの展開から目が離せません。