愛知県名古屋市中村区にある中村公園は愛称を秀吉清正公園といって、豊臣秀吉と加藤清正の生誕地とされているお寺があります。
そのうち、中村公園の東側にある常泉寺は、豊臣秀吉が生まれた家の跡地に秀吉の命令で加藤清正が建てたそうです。
境内には秀吉が生まれた時の産湯に使われたとされる井戸があります。
その横には井戸を守るように立派な豊臣秀吉の銅像が立っていますが、今はコロナ禍ということもあって秀吉もマスクをしています。健康にはくれぐれも注意してほしいですね。
秀吉の銅像の前には立派なヒイラギの木がありますが、これは秀吉が11歳の時に自ら植えたもので、小田原攻めで北条氏を下し天下統一を果たして凱旋訪問した際にヒイラギは吉祥の木なので大切にしなければならないと言って手ずから竹を立て添えたそうです。
常泉寺は豊臣秀吉ゆかりのお寺ということで境内のいたるところに馬印である千成瓢箪にちなんで瓢箪が飾ってあります。かなり大きなものや美しく装飾したものもあるので見ごたえがありました。
お寺の建物も立派で、こちらには豊太閤の肖像が納められています。
以前は大坂城にあったものを常泉寺が建立されたときに加藤清正が豊臣秀頼から譲り受けて奉納したものと伝わります。
なお、秀吉誕生の地には異説もあり、この地が生誕の地ではない可能性もありますが、そこは歴史のロマンとして受け入れたいです。
常泉寺のすぐ横は今は中村公園として整備されて秀吉清正記念館や豊国神社など、豊臣秀吉を感じることができるので、これからも何かあるごとに訪れてみたいです。