11月1日に名古屋城の敷地内に新しい施設がオープンしたと聞いたので、早速行ってきました。
入場料500円を名古屋城の正門で払い入場するとすぐに目に飛び込んでくる建物が新しくオープンした「西の丸御蔵城宝館」です。
この施設は、本丸御殿障壁画といった重要文化財をはじめ、名古屋城が所蔵する文化財を保存・公開することを目的に設けられた施設です。
城宝館の冊子によると、かつてこの西之丸には一番から六番までの米蔵があり、そのうちの三番と四番蔵の外観を再現し、名古屋城が所蔵する「宝」と名古屋城の「情報」を紹介する施設という意味で「城宝館」と名付けられたそうです。
訪れた人が見ることができるのは展示室、歴史情報ルーム、ミュージアムショップの3つで、ほかに非公開の収蔵庫があります。
メインの展示室では戦災での焼失を免れた本丸御殿の狩野派の障壁が見ることができます。
何しろ重要文化財である本丸御殿の障壁画は合計1047面あるということなので、いっぺんにすべて公開されているわけではありませんが、これから順次公開されていくのでしょうか?
ちなみに復元された豪華絢爛、百花繚乱の障壁画や欄間は再建された本丸御殿で見ることができます。こちらはフラッシュをたかなければ撮影可能です。
歴史情報ルームでは名古屋城の歴史を築城から現在までを時系列でたどることができます。
名古屋城の歴史を解説映像やゲームなどで楽しくわかりやすく勉強できます。
僕が特に記憶に残っているのは昭和20年5月14日の空襲で爆弾の直撃を受けて炎上する名古屋城天守閣の写真です。
何度も見たことのある写真ですが、何回見ても衝撃的で、ショックを受けて見入ってしまいます。
城郭として国宝第1号に指定された文化的に価値のある名古屋城が戦争という愚かな行為によって失われたことに怒りを覚えてしまいます。
ミュージアムではここでしか手に入らないオリジナルグッズを中心に展開しているそうです。
米蔵だっただけにお勧めは「米」に関するグッズだそうです。
現在は開館記念特別展「名古屋城誕生!」を12月19日まで開催していて、名古屋城築城普請に関する新発見の資料などを展示しています。
これからも定期的に企画展が開かれるようなので、そのたびに名古屋城に訪れてみたいと思います。