17時の閉館時間となったので外に出たのですが、何となく物足りない気分だったので、もう薄暗くなってきてはいましたが、天守閣や水堀越しの西北隅櫓のライトアップがみられるかと思い、名古屋場周辺をぐるっと一周してみることにしました。
正門から出て時計と反対周りに一周することにして東のほうに向かうとまず見えてくるのが金シャチ横丁(義直ゾーン)です。
初代藩主徳川義直の名前を冠したこちらのエリアは味噌煮込みうどんや名古屋コーチン料理、ひつまぶし、味噌カツなどの名古屋飯の定番が食べられる店が集結したゾーンです。
右手に金シャチ横丁、左手に名古屋城の巨大な空堀を眺めつつ東に向かって歩きます。
やがて見えてくるのが二之丸大手二之門です。この門をくぐると現在は大相撲名古屋場所やプロバスケットチームの試合が行われる愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)があります。
こちらにも大きな鏡石がありました。
名古屋城の東の端には大津通りという市役所や県庁が並ぶ大きな通りが走っています。
こちらにはもう一つの金シャチ横丁(宗春ゾーン)があります。
尾張藩七代目藩主徳川宗春の名前を冠したこちらのゾーンは、あんかけパスタ、台湾まぜそば、オリジナルスパイスカレーといった新しい名古屋飯の店が集結したゾーンです。
大津通りに沿って北に向かいこのゾーンを通り過ぎると低地に向かって下り坂になります。
名古屋城の北側は低地なのでお堀に水が溜まって大きな水堀になっています。
この北東側の水堀越しに見る名古屋城天守閣が映えスポットになっています。
この日も黄昏にたたずむライトアップされた天守閣を写真に収めようと大きなカメラを構えた人が何人かいました。
北側のお堀越しにみる天守閣も映えスポットです。
水堀に沿って西のほうに歩いていくと見えてくるのが西北隅櫓です。
水堀を隔てて眺めるこの西北隅櫓の景色が僕は大好きで、正門とは反対側なのでぐるっと半周しないといけないのですが、名古屋城に来ると必ず見に来ています。
一説には清洲城の天守閣を移してきたともいわれ、清州櫓という別名もあります。
この櫓だけで福井県にある丸岡城の天守閣より大きいということで、天下普請で建てられた名古屋城のスケールの大きさを感じます。
名古屋城の周辺を一周し終わったときにはすっかり日が暮れていましたが、天守閣や西北隅櫓のライトアップが見られたので満足のいく散策になりました。