斎藤道三、織田信長、明智光秀といった戦国武将とも大変ゆかりの深い岐阜県のシンボルともいえる城である岐阜城に行きました。
斎藤道三の下剋上の舞台となり、竹中半兵衛の乗っ取りや織田信長の天下布武の舞台となるなど、数々のエピソードがある岐阜城は鎌倉時代から砦が築かれ、戦国時代には名だたる武将たちが城主を務め、関ヶ原の戦い直前に戦いの舞台になるなど戦国時代の中心的な場所になりましたが、徳川家康の命令で1601年に廃城になりました。
岐阜城は現在お城が建っている場所としては日本有数の高さを誇り標高329メートルにもなり、僕が住む愛知県一宮市からでも遮るものがない場所からははっきり見え、ほとんどの観光客はロープウェーで上るほどです。
ちなみにロープウェーの料金は大人で片道630円、往復1100円です。子供は片道300円、往復550円です。
お城の最上階からの眺めは最高で360度見渡すことができます。
はるか南の名古屋方面はとてもいい天気で名古屋駅周辺の高層ビル街が見え、東のほうもよく晴れていて日本で2番目に高い火山である御嶽山が山頂に白く雪が積もった姿が見えました。
西側の眼下には長良川の流れを見ることができ、その先には伊吹山や鈴鹿山脈が見えるはずですが、僕が訪れた日は冬型の気圧配置で西側と北側はどんよりと曇っていて伊吹山も見えず雨が降っているのが見えました。
岐阜城の模擬天守閣の中は資料館になっていて、織田信長の着用していた甲冑のレプリカや木像、発掘調査によってこれまでに判明した岐阜城の姿を映像で見ることができます。
岐阜城天守閣は鉄筋コンクリート製なので文化的な価値はありませんがあちらこちらに信長時代の石垣や井戸が残っています。
また、今でも発掘調査が行われていて信長の御殿や庭園の跡、斎藤道三の時代の石垣など新発見が続いています。
天守閣に隣接する資料館ではNHKから借りた大河ドラマの衣装や兜、トリックアートが展示されていてほぼ撮影可能です。
大河ドラマ「国盗り物語」で高橋英樹が演じた織田信長と「麒麟がくる」で本木雅弘が演じた斎藤道三にそっくりの蠟人形とその衣装はドラマの中で実際に着ていたものだそうです。
岐阜城がある金華山の山頂には他にも展望レストランやリスと触れ合うことができるリス村があり、多くの家族連れが行列を作っていました。
コロナ禍による緊急事態宣言が解除された10月に営業を再開し、やっと来ることができた岐阜城ですが多くの人が訪れていてゆっくり回ることができませんでしたが十分満足できました。
イベントなどまた節目節目で訪れたいと思います。