とっく~ブログ 

読んだ本の紹介をメインに、小説に出てきた聖地巡礼や、写真など

2025-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」三宅香帆(集英社新書)

2024年に大きな話題となりメディアにも取り上げられた本です。 近代以降の労働と読書の歴史に触れつつ、なぜ労働と読書は両立しないのかを考察しています。 SNSの情報は自分の欲しいものだけをチョイスし、読書には余計な情報(ノイズ)がはいる。 現代では…

「現実主義勇者の王国再建記Ⅰ」どぜう丸(オーバーラップ文庫)

あらすじ 公務員を目指す日本の普通の大学生相馬一也19歳が突然異世界に召喚されて、食糧問題や難民問題、隣国からの侵略といった多くの問題を抱え、緩やかに衰退しつつあるエルフリーデン王国の王位を譲られて国家の再建を任される。 相馬一也は公務員試験…

「中日ドラゴンズが優勝できなくても愛される理由」喜瀬雅則(光文社新書)

内容 中日ドラゴンズと地元メディアとの独特な結びつき、ミスをしても選手にやさしいドラゴンズファンなど、名古屋独特の風土とシステムに関する考察。 長期政権だった星野仙一、高木守道、落合博満といった個性的な監督たちの性格や考え方と、チーム作り、…

「デジタル時代の恐竜学」河部壮一郎 (インターナショナル新書)

内容 福井県の恐竜博物館で恐竜研究に従事する古生物学者が最新のデジタル機器を駆使した恐竜研究最前線の現場の様子が描かれています。 CTスキャン、MRI、3Dプリンターといった最新の機器を用いて、岩石に埋もれた恐竜の化石を透視したり、全身骨格の標本…

「死なないノウハウ」雨宮処凛(光文社新書)

内容 けがや病気、突然の解雇など何らかの理由で働けなくなり、貧困に陥ったとしたら・・・。 がんに罹ったら・・・。 また、親の介護や亡くなった後の手続き、相続のトラブルなどへの対処法など、だれでも直面しそうな事態が起こったときにどうすればいいか…

「くそじじいとくそばばあの日本史」大塚ひかり(ポプラ新書)

内容 「昔の人は短命」はウソ!老いてなお、力強く生きる老人たちがいた。 現代人のイメージを覆す、昔の老人たちの強烈な人生を綴ったエネルギッシュな1冊。 「くそ」にはパワフルという意味があり、超高齢化社会の現代にはくそ爺婆のようなパワフルさが必…

「老人はAI社会をどう生きるか」平松類 (祥伝社新書)

あらすじ 現代は生成AIをはじめとして会話型のものなど様々な種類のAIが次々に登場する、まるで5億3000万年前のカンブリア爆発のような時代である。 医療や介護の現場でもAIは導入され、高齢者の治療や診断にも利用されている。 高齢者もAIの知識を身につけ…