とっく~ブログ 

読んだ本の紹介をメインに、小説に出てきた聖地巡礼や、写真など

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

2022年6月に読んだ本まとめ

6月といえば例年は梅雨で雨が降り続き、休日は家にこもって読書をしていることが多いのですが、今年は史上最短の2週間という短さで梅雨が明けて僕が住む愛知県地方は連日の猛暑でますます家にこもって読書が進みました。 今月は、小説、教養本、まんがすべて…

大日本帝国の銀河2 林譲治 ハヤカワ文庫

あらすじ 地球から見てオリオン座の方向からやってきた地球外の存在であると主張するオリオン集団は1940年の時点では世界中のどの国も開発できない兵器を擁してイギリス、ドイツ、日本の戦闘機や戦艦を破壊して実力を示す一方、日本に対し大使館の設置を要求…

カインの傲慢 刑事犬養隼人  中山七里 角川文庫

あらすじ 都内の公園で臓器を抜き取られた少年の遺体が発見されるがなかなか身元が判明しない。 一方臓器を抜き取られた少年の遺体がその後も相次いで発見される。 捜査してみると彼らはみな貧困家庭で育った少年たちであることが判明する。 彼らの身にいっ…

人斬り以蔵 司馬遼太郎 新潮文庫

大村益次郎、岡田以蔵、後藤又兵衛、塙団右衛門など幕末に活躍した志士や戦国武将だけど、歴史ファン以外にはあまり知られていないような人物やエピソードを8編描いた短中編集です。 表題の「人斬り以蔵」は幕末の世を震撼させた暗殺者岡田以蔵の生涯を描い…

宇宙皇子 第3期妖夢編2 忍ぶ草を結んで 藤川桂介 カドカワノベルズ

あらすじ 平城京に都が移り、天平文化が花開いた一方で聖武天皇、孝謙天皇と代替わりするにつれて帝の現人神(あらひとがみ)としての力が衰えて国を治めることが容易ではなくなりつつあった。 そのため、聖武天皇は平城京に廬舎那仏を建立し、全国にも国分…

太陽は動かない 吉田修一 幻冬舎文庫

国家間の新しいテクノロジーや新エネルギーの技術といった次の時代の主導権をめぐる争いの裏で暗躍する秘密組織のエージェントたちを描くスパイ小説のような物語です。 心臓に爆弾を埋め込まれ、24時間ごとに組織に連絡を入れないと、裏切ったとみなされて爆…

なぜ、あなたの思っていることはなかなか相手に伝わらないのか? 西剛志 アスコム

あらすじ うまくいく人といかない人の最大の違いは「コミュニケーション」にある。 「自分の脳と相手の脳が見せる世界が違うということをしっかりと認識している人」がコミュニケーションスキルが高いということ。 あなたが見ている世界は、あなただけに見え…

ゴーストハント 5 鮮血の迷宮 小野不由美 角川文庫

あらすじ 長野県諏訪地方の山中に明治時代からある古い洋館で次々に起こる謎の失踪事件の解決を依頼され、国内外の名だたる霊能者や研究者が招集された。 洋館の中を調査しているさなかにも館にいる人間が一人、また一人と姿を消していく。 謎の増改築を繰り…

護られなかった者たちへ 中山七里 宝島社文庫

あらすじ 東日本大震災から四年後、ようやく復興しつつある好景気に沸く仙台市で拘束したまま飢え苦しませ、餓死させるという残酷な他殺体が発見される。 その残酷な殺害方法から担当刑事の笘篠は怨恨の線で捜査する。 しかし被害者は人から恨まれるとは思え…