とっく~ブログ 

読んだ本の紹介をメインに、小説に出てきた聖地巡礼や、写真など

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

2021年6月に読んだ小説

今年は5月16日に観測史上2番目の早さで梅雨入りした東海地方ですが、6月に入ってからは梅雨の中休みなのか雨が降る日も少なくて、休日はちょこちょこ近くには出かけていたのですが、やはりコロナ禍の緊急事態宣言発令中ということもあって大手を振って遠出す…

「今朝の春 みをつくし料理帖」 高田郁 ハルキ文庫

みをつくし料理帖は、何度もドラマ化、映画化された時代小説の傑作作品で、「今朝の春」はシリーズの4作目にあたります。 今朝の春 みをつくし料理帖 幼いころに大坂の水害で孤児となった澪(みお)は大坂随一の料理屋「天満一兆庵」の女将の芳(よし)に拾…

「オルタネート」 加藤シゲアキ  新潮社

ジャニーズ事務所所属のアイドルグループNEWSのメンバー、加藤シゲアキさんが執筆し、第164回直木賞の候補作となったり、2021年本屋大賞にノミネートされ、8位となったり、ついには第42回吉川英治文学新人賞を受賞し、今年2021年の前半に大きな…

「雄気堂々 下」城山三郎 新潮文庫

2021年NHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公、渋沢栄一を主人公にした作品の後編です。今の埼玉県の一農民の子に過ぎず、薩長土肥といった藩閥にも属さず、幕末維新で何か功績があったわけでもない渋沢栄一が、なぜ明治の元勲と肩を並べる近代日本の偉大な指…

「小説8050」 林真理子 新潮社

8050問題(はちまるごーまるもんだい)とは、年金暮らしの80代の高齢の親が、50代の引きこもりの子供の面倒を見なければいけないということです。 若いころから何十年も引きこもり、社会で生きていく力を身に着けられないまま中高年になってしまった人…

「リボルバー」 原田マハ 幻冬舎

僕は今一番好きな作家は誰ですか?って聞かれたら原田マハさんと答えるくらい好きで、いずれはすべての作品を読破しようという野望を持っています。 原田さんの作品は冒頭の一行から物語の中に引き込まれるものが多くて、読みだすと一気に最後まで読みたくな…

「パリピ孔明 5」 原作:四葉タト 漫画:小川亮 講談社

三国志で有名な名軍師の諸葛孔明は、五丈原の戦いの最中に陣中で病死するが、なぜか現代の日本の東京、渋谷のど真ん中に転生する。そこで知り合った駆け出しの歌手、月見英子に才能を見いだし、彼女の軍師となって歌手の頂点を目指す❗という内容です。4巻で…

「雄気堂々 上 」城山三郎 新潮文庫

2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公、渋沢栄一を主人公にした作品です。 雄気堂々 上巻 予習を兼ねて今年の始めに書店で平積みされているのを購入したのですが、ずっと本棚の肥やしとして積読させてしまっていて、結局半年以上もほったらかし…

「パリピ孔明4」 原作:四葉タト 漫画:小川亮 講談社

西暦234年の五丈原の戦いの陣中で病死した諸葛亮孔明が、現代の日本の東京渋谷に転生し、そこで出会った才能ある歌手志望の女の子月見英子の軍師となって、英子を一流の歌手にすべく策をめぐらすというストーリーです。 4巻ではスランプに陥った英子が、…

「パリピ孔明3」 原作:四葉タト 漫画:小川亮 講談社

書店でこの本を見つけたときは、なんだ、このタイトルは?と思い、手に取ってみました。なんとも奇抜なタイトルに惹かれました。 パリピ孔明3 三国志に登場する名軍師の諸葛亮孔明とパーティーピーポーというあまりに意外な組み合わせに興味を持ったので、…