とっく~ブログ 

読んだ本の紹介をメインに、小説に出てきた聖地巡礼や、写真など

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

映画「みをつくし料理帖」を観賞

2020年10月21日水曜日、天気は晴れ☀️アニメ映画「鬼滅の刃」が空前の大ヒットをして平日の最終時間にもかかわらず、映画館のロビーが混雑しているなか一人で「みをつくし料理帖」を観賞してきました。普段あまり映画館で映画を観ることはなくて、この日も約…

「面白くて眠れなくなる恐竜」平山廉(PHP)

僕は子供の頃ウルトラマンの怪獣やゴジラが大好きでした。怪獣消ゴムは500個以上持っていて、友達の怪獣消ゴムと相撲対決などして遊んでいました。その流れで恐竜にも興味を持ち、親に恐竜図鑑を買ってもらってよく読んでいたのを覚えています。しかし、40年…

「ビブリア古書堂の事件手帖Ⅱ~扉子と空白の時~」三上延(メディアワークス文庫)

「ビブリア古書堂の事件手帖」は僕が大好きなシリーズです。シリーズ開始の第1巻から全部購入して読んでいます2012年に文庫書き下ろしの作品としては初めて本屋大賞にノミネートされ、その後ドラマや映画にもなりました。ビブリア古書堂の若くて美しい店主…

「首里の馬」高山羽根子(新潮社)

僕には読書に関する一つの悩みがあります。それは芥川賞受賞作品を読んでもちっとも面白いと思えないということ。毎回買って読んでいるというわけではないのですが今まで読んできた作品もいまいち理解できないものが多かったです。自分の理解力が足りないの…

「第三の時効」横山秀夫(集英社文庫)

「第三の時効」はF県警捜査一課強行犯係の超個性的な三人の班長と部下、その三人をうまくコントロールできずに悩む上司たちを主人公にした連作短篇集です。2006年に発行され、2020年に31刷まで発行された警察小説の傑作です。 定価は720円+税です。作者の横…

「最悪の将軍」朝井まかて(集英社文庫)

「最悪の将軍」は徳川幕府5代将軍徳川綱吉を主人公にした歴史小説です。徳川綱吉と言えば悪法と言われる生類憐れみの令を制定したり、老中を遠ざけて柳沢吉保といった側用人を重く用いたなど、現代では評価の低い将軍として有名ですが実際のところはどうだっ…

「営繕かるかや怪異譚その弐」小野不由美(角川文庫)

小野不由美さんの小説「営繕かるかや怪異譚」は、ホラー小説なんだけど、ただ怖さを強調した物語ではなくて、心が暖まって泣ける、そんな作品です。作者の小野不由美さんは大ヒット中華ファンタジー「十二国紀」や「残穢」といったホラー小説を多く手がけて…