とっく~ブログ 

読んだ本の紹介をメインに、小説に出てきた聖地巡礼や、写真など

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「アノニム」原田マハ(角川文庫)

去年「楽園のカンヴァス」という小説に出会って以来原田マハさんの小説にハマっています。 原田マハさんの小説にはハズレというものがなくて、どの作品も冒頭から物語に引き込まれて一気に読んでしまいます。 この「アノニム」という作品も同じく冒頭から引…

「営繕かるかや怪異譚」小野不由美(角川文庫)

夏だからというわけでもないのですが、最近ホラー小説をよく読んでいます。 ホラーと言えば恐ろしい化け物が出てきて次々と人が殺されていき、なんとか倒したり封じ込めてもちょっと後味の悪い終わり方をする作品が多いのですが、この作品はそういったものと…

「泣くな道真~大宰府の詩~」澤田瞳子(集英社文庫)

歴史に興味があるので歴史小説はけっこう読むのですが、戦国時代や幕末を舞台にしたものが多くて、この作品のように平安時代を舞台にしたものはそれほど多くないような気がします。「泣くな道真」は菅原道真が左遷され九州に流された平安時代西暦900年代初頭…

「美術展の不都合な真実」古賀太(新潮新書)

特に美術に詳しいわけでもありませんが、漠然とした興味があるので年に数回ですが美術展に足を運びます。 僕が住む愛知県一宮市は日本有数の大都市である名古屋市からも近く、大きな美術展を観に行ける機会も多いです この「美術展の不都合な真実」は国際交…

「敗者たちの季節」あさのあつこ(角川文庫)

僕は高校野球が大好きで、毎年一回は地元の地方大会を観戦しています。 甲子園にも何度も応援に行っているのですが、高校野球人気が加熱してチケットが買えず、ここ何年かは行けていません。 今年の夏はコロナ禍で大会が中止になるという前代未聞の結果とな…

細かすぎて伝わらない城跡 一宮城

尾張一宮駅東口を出て457号線沿いにアーケード街を西に進むと三菱UFJ銀行の建物が見えてきます。 その建物の入り口に向かって左側の木の下にひっそりと石碑がありました。 一宮城は真清田神社の神官を務めた関氏という一族が年代ははっきりしないようですが…

細かすぎて伝わらない城跡 下奈良城

下奈良城は現在の愛知県一宮市にありました。天正十二年(1584)の小牧長久手の戦いの際に、小牧山城に入った織田信雄・徳川家康連合軍に対する最前線の砦として羽柴秀吉が一時的に築いたものだそうです。 羽柴秀吉と織田信雄の間で講和が成立した後に廃城とな…

細かすぎて伝わらない城跡 大赤見城

僕が住む愛知県一宮市や隣の江南市、小牧市は尾張の北西部に位置していて敵対する美濃の国とは木曽川を挟んで対峙していたためか、砦のような細かい城がたくさんあったようです。 今ではそのほとんどが開発されてしまい遺構も残っていません。僅かに石碑が建…

細かすぎて伝わらない城跡 苅安賀城

コロナ禍で愛知県は独自の緊急事態宣言を出し、県をまたいでの外出は控えなくてはならないのに加え、38度を超えるような猛暑で外に出るのも億劫なので、近所の今は石碑しか立っていないような細かい城跡を巡ってみようと思いました。 現在の愛知県一宮市にあ…

ぎふ可児大河ドラマ館

気温38度の猛暑の中、岐阜県可児市にある花フェスタ記念公園に行ってきました❗ ここは明智光秀の生誕の地の可能性が高い明智荘からも近いということで公園内で明智光秀博覧会という催しが開かれています。 花フェスタ記念公園はナゴヤドーム約17個分の広大な…