あらすじ
うまくいく人といかない人の最大の違いは「コミュニケーション」にある。
「自分の脳と相手の脳が見せる世界が違うということをしっかりと認識している人」がコミュニケーションスキルが高いということ。
あなたが見ている世界は、あなただけに見えている世界です。
あなたと一緒にいる人が見ている世界は、その人だけに見えている世界です。
私たちが互いにわかりあうためにできることは、まず、その違いを認めることです。
私たちの脳は3つのタイプに分かれます。
- 視覚を優先するタイプ
- 聴覚を優先するタイプ
- 触覚、味覚、嗅覚などを含めた体の感覚を優先する体感覚タイプ
私たちの脳は利き手や男女、欧米人と日本人といった体の特性でも違う傾向がある。
また、私たちの脳は柔らかいものに座ると心が穏やかになる、温かいものを持っているとやさしくなる、緑のあるところで暮らすと創造性が高まる、など、環境によっても違う傾向にある。
婚活や投資で失敗する人は、こだわりが強く視野が狭い、たった一回の出来事で、100%正しいと思う人がいる、など、私たちの脳は、思い込みによっても違う傾向があります。
私たちは分かり合えないのが自然です。だからこそ、それを受け入れることが大切なのです。
感想
若いころに7人連続で失恋したり、何人もの同僚や友人からの借金の申し込みを断り切れずに貸したらそのまま返してもらえずに気まずくなって疎遠になったりと、人間関係がうまくいかずにだんだん煩わしくなって、休日は一人で過ごすことが多くなってきました。
そんなこんなで若いころに比べると友人の数がかなり減ってしまいましたが、50歳独身、一人暮らしの自分としてはそろそろ将来の孤独死が頭をよぎるようになって、もう少し社会とのつながりを持ったり、友人を増やさねばと考えるようになりました。
そんなタイミングで偶然この本を読んで、今まで感じていた人間関係を築いていくことに関するわずらわしさやストレスが少し軽減できそうな気がしました。
まだまだ、休日は一人で本を読んでいるほうが気楽でよい、誰かと会うのは気が重いと考えてしまいますが、少しずつでも変わっていけたらと思います。