あらすじ
地球から見てオリオン座の方向からやってきた地球外の存在であると主張するオリオン集団は1940年の時点では世界中のどの国も開発できない兵器を擁してイギリス、ドイツ、日本の戦闘機や戦艦を破壊して実力を示す一方、日本に対し大使館の設置を要求する。
ちぐはぐな対応を示す彼らの目的は果たして何なのか?
感想
オリオン集団の正体や目的がこの巻でも明らかにならず、謎が謎を呼び日本で憲法改正や新政府樹立の動きが出てきたり、第二次世界大戦のさなかに世界中の天文学者がソ連に集結してオリオン集団に関する情報を交換する動きが出てきたりと事態はますます混とんとする様相を見せて今後どんな展開になるのか見当もつきません。
若いころ好きで読んでいた架空戦記小説みたいに日本軍が欧米の軍隊をバンバン打ち破る話かと思ったのですがそれともちょっと違っているようです。
架空戦記とサイエンスフィクションとスパイ小説が融合したような作品で、この後どのような展開が待っているのかなかなか予想しずらく、今後のストーリーが大変気になります。
この作品は全5巻ですでに完結しているようなので続きも絶対読みます。