とっく~ブログ 

読んだ本の紹介をメインに、小説に出てきた聖地巡礼や、写真など

2020-02-17から1日間の記事一覧

「ゴジラ幻論」倉谷滋(工作舎)

シン・ゴジラの魅力は、「現実対虚構」だと思う。リアルな世界に突然謎の巨大生物が現れて都市を破壊する。その巨大生物を倒すために試行錯誤しながらも奮闘する日本政府や自衛隊の姿。そこにはメーサー砲やスーパーXのような空想の武器も登場せず、現実の兵器…

「流浪の月」凪良ゆう(東京創元社)

人間ってこんなにわかりあえないものなのか。 犯罪被害者に対する好奇な目。優しさの中にちょっとだけ混じる悪意。伝わらない事件の真実。人は自分の都合のいいように解釈してしまう。そんな怖さが伝わってきて、久しぶりに小説を読んでいてつらくなりました…