書店に行くのが大好きです✨
書店に行くだけでワクワクします🎵
休日には、買う買わないは別にして必ずといっていいほど書店に足を運んでいます。
それにも関わらず、今まで書店員さんの仕事について思いを馳せた事はほとんどありませんでした。
この小説を読んだことによって書店員さんを見る目も変わりそうです。
この小説は中規模書店に勤める契約社員のアラサー女子、谷原京子が、仕事ができない店長や古い考え方の社長、嫌な客との接し方さらには出版業界の現実や正社員と契約社員の給料の格差に悩みながらも奮闘し成長していく物語です。
2019年7月18日に第一刷発行のこの小説は2020年本屋大賞ノミネート作品です。
ページ数は292ページとエンタメ小説としては平均的な量です。自分はトータルで6時間程で読めました。
よく行っている書店の店員さんにも我々一般のサラリーマンと同じ上司や同僚との人間関係やシフト、給料といった悩みを抱えていることをあらためて認識し、親近感を持ちましたし、職場での悩みを抱えて転職を考えている人なんかは参考になりそうですね🎵
主人公の谷原京子が言ったセリフ
「昔より本が売れなくなったとしても、本はおもしろくなり続けていると思うんです。それを読者に届けられないのは私たちの敗北。」
そんな想いを抱いている書店員さんをこれからも少しでも一読者として応援したい❗
そんな風に思わせてくれる一冊でした🎵