とっく~ブログ 

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前田利家のライバル佐々成政ゆかりの比良城

前田利家のライバルとして数々のエピソードを持っている佐々成政

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その成政が誕生したのが現在では愛知県名古屋市西区の閑静な住宅街の中に建つ光通寺というお寺。かつての比良城です。

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比良城は天文年間(1532~1555)に佐々成政の父である佐々成宗が築城し、東西68メートル、南北72メートルで二重の堀で周囲を囲み信長公記に当城ほどの良き城は無しと書かれるほどの名城だったとか。

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前田利家織田信長同朋衆の捨阿弥を斬殺して浪人していたときに、どれくらいの期間かは不明ですが、しばらくこの比良城で世話になった時期があったようです。


しかし、天正十三年(1575)に成政が越前府中に33000石を与えられて小丸城を築城して移ったのに伴い廃城になりました。

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前田利家荒子城は利家が越前府中に移った後も6年間も嫡男の利長に守らせていたのにこの対応の違いは何なんでしょうか?
成政は嫡男を戦で亡くしてはいましたが、家臣に守らせるとかほかにも方法はあったはず。

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現在は光通寺という寺院になっている一帯が城域らしいですが遺構などは残っていません。

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近くに鉄道が通っていないので車で行くほうが便利です。数台の車が停められる駐車場があります。