最終章で衝撃の展開❗ダブルで騙されてました‼️
2020年「このミステリーがすごい❗」「本格ミステリ・ベスト10」で1位。
2020年本屋大賞ノミネート作品です。
霊媒探偵というタイトルを見て、はじめは正直胡散臭いという印象でした。
霊視で事件を解決するなんて反則だろうと。そんなもん、本格ミステリ-ではなくてホラーかファンタジーだろうと。
しかし、まあ、本屋大賞ノミネート作品だし、ミステリー賞を二つも獲得しているからという権威に負けて読んでみたらとても面白くて、どんどんはまってしまいました。
霊媒師の城塚翡翠が霊視で犯人を突き止めても、客観的な証拠がないので、その霊視を元にミステリー作家の香月史朗が論理的に犯人を追い詰めて事件を解決するという、アリバイ崩しのようなスタイルの小説でした。
抜群のルックスだけど霊視の能力のために周囲から遠ざけられて孤独感を味わっている翡翠と、論理的思考によって数々の事件を解決してきた香月のコンビはいい雰囲気になって、二人の恋の行方も気になるな~と思っていたんですが。
最終章では衝撃の展開が待っていて、しかも衝撃は一回ではなく、ダブルでほぼ同時にやって来ました‼️
今までたくさんのミステリー小説を読んできたけど、ここまで衝撃を受けた作品は、自分にはちょっと記憶が無いです。
本屋大賞も1位を獲得するんじゃないか?そんな予感もしました。