とっく~ブログ 

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集英社文庫のナツイチ2021の小冊子を見て気になった作品5選

毎年夏のこの時期に行われている3大文庫フェアの一つ、集英社文庫の「ナツイチ」

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ナツイチ2021の小冊子


 

書店でこのフェアの棚を見かけるだけでワクワクして、ついつい衝動買いしてしまいます。

 

もし、僕に無尽蔵に金と時間が与えられたなら、マイケルジャクソンの買い物のごとく、棚の端から端まですべて買い揃えて、毎日コーヒー1杯でスタバに一日中入り浸って本を読み続けたいと思うのですが、安月給のしがないサラリーマンに過ぎない僕にそんなことができるはずもなく、ナツイチの小冊子をギフトカタログのように眺めては、どれにしようかなとワクワクしていたりします。

 

その中でも特に気になった作品を僕の独断と偏見で5作品選んでみました。選んだからといって、まだまだ積読している本がたくさんあるので、すぐに買いに行くとは限らないのですが、読みたい本リストには入れておこうと思います。

 

1「旅屋おかえり」 原田マハ

 

 

僕は原田マハさんの作品が大好きで、原田さんの作品はすべて読破するという野望を持っているので、この作品は避けて通れないです。

 

原田マハさんといえば、キュレーターとしての豊富な絵画の知識を活かした「楽園のカンヴァス」や「暗幕のゲルニカ」といったアートミステリーがすごく面白いのですが、今度映画化される「キネマの神様」や、ゴールデンレトリバーと飼い主の女性の心温まる作品「一分間だけ」など、多彩なジャンルの作品があって、しかもまだ、読んでみていまいちだったと思うものが一つもありません。

 

「旅屋おかえり」がどんな作品なのかまだ分かりませんが、以前「ハグとナガラ」という旅がテーマの小説を読んで面白かったので、この作品も期待したいです。

 

2「パラ・スター」 阿部暁子

 

 

 

 

車いすテニスで頂点を目指す人と、それを支える人の物語のようです。

 

現在、東京オリンピックの真っ最中で、連日のメダルラッシュに僕も感動をもらっているのですが、東京オリンピックが閉会した後に開催されるパラリンピックを、この作品を読めばもっと深く理解できるのではないかと思いました。

 

3「なんて嫁だ めおと相談屋奮闘記」 野口卓

 

 

僕はもともと、実在した歴史上の人物を主人公にした歴史小説が大好きで、高校生の時に司馬遼太郎の作品にはまって以来、数々の歴史小説を読んできたのですが、まったく架空の人物を主人公にした時代小説の分野はほとんど読んできませんでした。

 

ところが、昨年上映された「みをつくし料理帖」を観て以来原作の小説にもはまってしまい、最近はほかの作者が手掛けた時代小説も少しずつ読むようになって、今はもっといろいろな作品を読んでみたいと思うようになっています。

 

この作品も江戸の人情噺に加えて青春小説の要素もあるようなので気になります。

 

4「海の見える理髪店」 荻原浩

 

 

僕はツイッターのほかの人の読書アカウントで「名刺代わりの小説10選」というのを見るのが好きで、ついつい見てしまうのですが、この作品を挙げている人をちょくちょく見かけたので気になっていました。

 

荻原さんの作品ではもう10年近く前ですが、「明日の記憶」という作品を読んだことがありました。アラフィフの主人公の男が若年性アルツハイマーを発症し、それを家族で乗り越えていくという話で、すごく泣けたのを覚えています。後に映画化もされています。

 

この作品も家族がテーマの短編集ということなので読んでみたいです。

 

5「帰郷」 浅田次郎

 

 

夏といえば、8月6日、9日の広島、長崎の原爆投下の日と、8月15日の終戦記念日という日本人として絶対に忘れてはいけない日があるので、この時期には必ず戦争にまつわる本を1冊は読むようにしています。

 

この作品は戦争にまつわる短編集ということで、この夏はこの本を読んで、戦争について考えたいと思います。

 

ほかにも気になる作品がたくさんあるのですが特に読んでみたいものを5冊挙げてみました。

 

部屋に積んであるまだ読んでいない本を早くかたずけて、フェアが終わらないうちに買いに行きたいと思います。