山内一豊の生誕地とされる一宮市の史跡黒田城跡から車で西に5分ほどのところに木曾川町外割田城跡という住所があり、そこにはかつて、割田城という城があったらしいです。
今は児童公園となっているその場所は地名以外に遺構なども残っていなくて何の痕跡もなく、ここに城があったことを示すような立て看板や石碑、解説板すらありません。
ただ、旧若宮社古殿地跡という石碑があって、昔ここに若宮神社があったんだなと思われるだけで、知らない人には城があったとは想像もできないです。
砦や城跡に神社ができる例はたくさんあるので割田城がなくなった後に神社になったのだろうとは推測できます。
クスノキの巨木が何本か生えていてそのあたりだけ少し小高い丘のようになっているので昔は小高い丘の上に城があったという感じでしょうか?
今は児童公園になっているので丘も削られて平地にされています。
ネットの情報によると清和源氏の一族である開田氏という一族の居城であるということですが、それがいつのことであるのかの情報はなく、戦国時代のことであったのかもわかりません。
すぐ近くに黒田城があることから戦国時代には既に存在していなかったのかもしれません。
近くの黒田城といい、割田とか開田とか、田んぼに関係ありそうな名前が多いので、この辺りはかつては豊かな実りある田園地帯が広がっていたのかもしてません。
今は開発されて住宅街となり近くには大きなイオンモールもあります。