あらすじ
これは我々が知る歴史ではない。
西暦1600年。織田信長が天下を統一して10年後の日本。
己の死期が近いことを悟った信長は、自分がとった天下を、最強の武芸者を連れてきたものに譲ると宣言する。
そして数か月後、大坂城で16人の武芸者による日本最強武芸者決定戦が開始される。
一回戦の第一試合は徳川家康が後援する最強の家臣本田平八郎忠勝。
一方対戦相手は長曾我部元親が後援するまだ全く無名の青年剣士宮本武蔵。
本多忠勝の圧勝かと思われた戦いだが、忠勝の圧倒的な実力を目の当たりにした武蔵は恐怖と歓喜で覚醒し、才能を開花させていく。
いきなりの好カードの勝者は果たして?
感想
初めから日本最強の呼び声が高いメジャーな二人を対戦させてはこの漫画はここがピークなのではと思ってしまいますが、この後どのような展開が待っているのか気になります。
まさに魔王となって誰もが恐れおののいてひれ伏す存在になった織田信長とは対照的にこの人に天下を取らせてあげたいと思わせるほどの好人物に描かれている徳川家康。
この好対照の人物描写も伏線の一つなのでしょうか?
もちろん二人の勝負の行方も気になりますが、本当の最強武芸者を決めるだけの漫画ではつまらないので、この後、ほかの大名たちの陰謀がうごめいたりしていく違った展開になっていくのか注目していきたいです。