織田信長の父である織田信秀が築城し、信長と織田信勝兄弟の抗争の舞台となった末森城は現在、大都会のビルやマンションのなかに緑を残して人々の憩いの場となっています。
末森城は天文16年~17年(1547~1548)にかけて現在の名古屋市千種区に三河の松平、駿河の今川に対抗するために築城しました。
織田信秀の死後は信長の弟の織田信勝の居城となっていましたが、信長に謀殺された後は廃城となりました。
その後、天正12年(1584年)に勃発した小牧長久手の戦いで織田信雄が入り、改築整備したそうです。
現在も素人にもハッキリとそれとわかる深さ7メートルという空堀はその時のものだとのこと。
現在は城山八幡宮として地域の崇敬を受けています。
また、神社の裏側には連理木と呼ばれているアベマキの大木があり、一本の木が途中から二本に枝分かれした後に上部で再び一本になっていることから縁結びの信仰の対象になっています。
現在の末森城跡は緑豊かな都会のなかの緑のオアシスとして野鳥の天国となっており、保護地域にも指定されています。
僕が訪れたときにもウグイスなどの野鳥のさえずりやキツツキのドラミングの音が聞こえていました。
平山城として築城されたので小高い丘からの眺めはなかなか良いです。
遠くに東山動物園のスカイタワーも見えました🎵