愛知県名古屋市中村区は名古屋駅からもほど近く、駅前の高層ビル群がよく見えるところですが、中村公園一帯は、古くは尾張国愛智郡中村とよばれる農村だったそうです。
この中村公園があるあたりが豊臣秀吉や加藤清正の生誕地であったことが豊臣家が滅亡した後もずっと伝えられ、徳川幕府が滅び明治時代になって秀吉が再評価されると千成瓢箪の馬印にちなんだ瓢箪池が作られたり、公園として整備されたそうです。
今では「秀吉清正公園」という愛称もついて武将の聖地となっています。
公園内の中心には豊臣秀吉を祀る豊国神社があり、神社の西側には中村公園文化プラザという図書館や小劇場などが入った複合施設があり、その2階は秀吉清正記念館という資料館になっていて、ゆかりの品々が展示してあり、無料で入れて撮影することもできます。
今は「ねねと秀吉の遺宝ー近江木下家資料ー」という企画展もやっていました。
また、豊国神社の東側には加藤清正の生誕地碑がある妙行寺や、豊臣秀吉の産湯に使われたと伝わる井戸がある常泉寺などのゆかりの寺があります。
中村公園内やゆかりの寺には秀吉や清正にちなんだ銅像もたっているのでそれらを探してみるのも楽しいです。
名古屋駅から中村公園までのルートは「太閤秀吉功路 人生大出世夢街道」という散策コースが整備されていてモニュメントが設置されていたりして、出世・挑戦・成功を目指す人へのちょっとしたパワースポットになっているので、今度は駅から歩いてみたいです。
まだまだコロナが完全に終息したわけではないので使用中止になっている設備があったり、初めて訪れたということもあって見落としてしまっていたところもあるのでいずれ改めてまた訪れてみたいと思います。