とっく~ブログ 

読んだ本の紹介をメインに、小説に出てきた聖地巡礼や、写真など

矢場町の名前の由来になった三輪神社

大須商店街の北側に位置する矢場町にはこの矢場町の由来になり、恋愛のパワースポットとして多くの若い女性参拝客でにぎわう三輪神社があります。 三輪神社 三輪神社は戦国時代の元亀年間(1570~1572)に、織田信長の妹「おとくの方」を正室に迎えた牧若狭…

田中家の三十二万石 岩井三四二 光文社

僕は戦国武将ゆかりの地を巡るのが好きであちこち行っているのですが、ここ最近まったく意図せずに田中吉政という戦国武将の名前を耳にするということが立て続けにあって気になっていたところに書店で田中吉政を主人公にした小説を見つけたので、これはもう…

織田信長が父親の葬儀で位牌に抹香を投げつけたエピソードの舞台 萬松寺

名古屋市の繫華街のひとつ大須商店街の中にある、織田信秀、信長親子や徳川家康とゆかりの深い寺萬松寺に行ってきました。 萬松寺は天文9年(1540)に織田信長の父、信秀が織田家の菩提寺として開基しました。 当時、織田信秀は古渡城城主として一円を支配し…

織田信長が元服した城 古渡城跡

現在、真宗大谷派名古屋別院が建っている場所は、戦国時代には古渡城というお城が存在していました。 天文3年(1534)に織田信長の父信秀が築城しました。 信長は13歳の時にこの古渡城で元服して三郎信長と名乗るようになります。 織田信秀は天文15年(1546…

織田信長が千本の松の木を奉納した日置神社

愛知県で一番有名なお寺といっても過言ではない大須観音から大通り沿いに南へ徒歩10分ほどのところに日置神社があります。 正面から見た日置神社 初めてだと気を付けてみていないと見過ごして通り過ぎてしまうかもしれないほど小さくて地味な鳥居が入り口に…

織田信長や徳川家康とゆかりのある大須観音

名古屋市を代表する寺院の一つ大須観音をはじめ、大須商店街の周辺にはまるで商店街を取り囲むように、織田信秀、信長親子や徳川家康にゆかりのある神社仏閣が建っているということで休日を利用して巡ってきました。 大須観音 この辺りは大須商店街をはじめ…

真・群青戦記3 (原作)笠原真樹 (作画)アジチカ 集英社

現代の凶悪犯たちが拘置所ごと戦国時代にタイムスリップして戦国武将たちと戦うという奇想天外なストーリーの第3巻です。 あらすじ 長野県U市にある拘置所がタイムスリップしたのは天正6年(1578)の真田氏の領内だった。 前巻で敵方に一夜城を築かれたと勘…

ミツナリズム4 鈴木コイチ 講談社

石田三成を主人公にした戦国時代コメディー漫画の第4巻にして最終巻です。 3巻までは石田三成を中心に大谷吉継、加藤清正、福島正則の四人が繰り広げるドタバタコメディーでしたが、4巻では三成以外の三人が出世して城持ち大名になって各地に散らばってしま…

ミツナリズム3 鈴木コイチ 講談社

石田三成を主人公にした戦国時代コメディー漫画の第3巻です。 石田三成を中心に大谷吉継、加藤清正、福島正則の豊臣秀吉子飼青年武将四人が主君秀吉の天下統一を果たすために日本各地を駆け回り、行った先々でトラブルを起こしてピンチになりながらも何とか…

ミツナリズム 2 鈴木コイチ 講談社

石田三成を主人公にした戦国コメディー漫画の第2巻です。 石田三成を中心に大谷吉継、加藤清正、福島正則の豊臣秀吉子飼の武将四人が秀吉の天下統一のために各地を駆け回り、行く先々でトラブルに巻き込まれながらも何とか解決してピンチを切り抜けていく姿…

蜂須賀城跡と蓮華寺を散策

豊臣秀吉に最初期から協力し、豊臣政権成立に大きく貢献した蜂須賀小六正勝の生誕地といわれる愛知県あま市にある蜂須賀城跡に行ってきました。 蜂須賀城跡 蜂須賀氏は鎌倉時代からこの地に根を張って、先祖代々この地を治めていたとのことですが、蜂須賀小…

武田信玄公生誕500年記念映画「信虎」を鑑賞

全国東宝系シネマで武田信玄の父である武田信虎を主人公にした映画を上映すると聞き観に行ってきました。 武田信玄を主人公にした映画や小説などはたくさんあるし、僕も色々見た記憶はあるのですがその父の信虎を主人公にした作品は新鮮だなと思いぜひ、観て…

愛知県刈谷市 史跡散策

刈谷市歴史博物館を見た後はせっかくなので市内の史跡を散策しました。 刈谷市は徳川家康の母親である於大の方の実家である水野氏が治めていたところということで、水野氏や於大の方ゆかりの史跡がいろいろあります。 刈谷城 博物館のすぐ南側には亀城公園と…

刈谷市歴史博物館の企画展 「豊臣秀次~刈谷に新時代をもたらした関白殿下~」

愛知県東部の三河地方の刈谷市にある刈谷市歴史博物館で企画展「豊臣秀次~刈谷に新時代をもたらした関白殿下~」という催しをしていると知り、行ってきました。 刈谷市歴史博物館はJR東海道本線逢妻駅から南へ徒歩15分ほどのところにあります 平成31年3月に…

ミツナリズム 1 鈴木コイチ 講談社

あらすじ 本能寺の変を起こし信長を倒した明智光秀を山崎の戦で破って織田家での主導権を獲得した羽柴秀吉は天正11年(1583年)には織田家の有力者の柴田勝家との対立が深まり、一触即発の状態になっていた。 この状況の中、次の戦はド派手に勝利して天下に…

じんかん 今村翔吾 講談社

あらすじ 天正5年(1577年)松永弾正久秀が5年前に続き二度目の謀反を起こしたとの知らせが安土城にもたらされる。 謀反を起こすことを宣言した久秀からの書状を織田信長に届ければ、怒り狂い、自分まで八つ当たりで折檻されるのではないかと小姓頭の狩野又…

練習帆船「日本丸」と「海王丸」が名古屋港に寄港

帆船の「日本丸」(2570t)と「海王丸」(2556t)が11月4日から9日まで名古屋港ガーデンふ頭に停泊していると聞き、内陸部で生活していてしばらく海も見ていないし、帆船も一度見てみたいと思ったので行ってきました。 手前が「日本丸」奥が「海王丸」 地…

名古屋場周辺を散策

17時の閉館時間となったので外に出たのですが、何となく物足りない気分だったので、もう薄暗くなってきてはいましたが、天守閣や水堀越しの西北隅櫓のライトアップがみられるかと思い、名古屋場周辺をぐるっと一周してみることにしました。 黄昏時の名古屋城…

名古屋城散策

西の丸御蔵城宝館を見学した後は、もう、何度も来てるけど、秋晴れのいい天気だし、せっかくなので名古屋城内を散策することにしました。 現在名古屋場内はあちらこちらで工事が行われており、立ち入り禁止の区域も多くて、前は通れたところが通れなかったり…

テンカイチ~日本最強武芸者決定戦2 (原作)中丸洋介 (漫画)あずま京太郎 講談社

あらすじ これは我々の知る歴史ではない。 本能寺の変が起こらず織田信長が天下統一を果たした10年後の西暦1600年。 死期を悟った信長が、次の天下は最強の武芸者を連れてきたものに譲ることにすると突然宣言し、数か月後、大坂城に各大名が後援者となって連…

名古屋城西の丸御蔵城宝館

11月1日に名古屋城の敷地内に新しい施設がオープンしたと聞いたので、早速行ってきました。 入場料500円を名古屋城の正門で払い入場するとすぐに目に飛び込んでくる建物が新しくオープンした「西の丸御蔵城宝館」です。 この施設は、本丸御殿障壁画といった…

テンカイチ~日本最強武芸者決定戦 1 (原作)中丸洋介 (漫画)あずま京太郎 講談社

あらすじ これは我々が知る歴史ではない。 西暦1600年。織田信長が天下を統一して10年後の日本。 己の死期が近いことを悟った信長は、自分がとった天下を、最強の武芸者を連れてきたものに譲ると宣言する。 そして数か月後、大坂城で16人の武芸者による日本…

信長を殺した男~本能寺の変431年目の真実 5 (漫画)藤堂裕 (原案)明智憲三郎 秋田書店

山崎の戦で明智光秀を破り、天下統一を果たした豊臣秀吉によって改ざんされた本能寺の変の真実に迫る物語の第5巻です。 あらすじ 織田信長が天下統一を果たした後に中国に侵略する「唐入り」を計画していることを知った明智光秀は、信長はついに魔道に落ちた…

北条氏康~関東に王道楽土を築いた男 伊藤潤 板嶋恒明 PHP新書

現代の中国やロシアのように軍事力で現状を変更し、領土を拡大させていた弱肉強食の戦国時代において、領民の生命と財産を守り、対話を重視するという政策を掲げて領土を拡大し、関東に大国を築いた小田原北条氏について書かれた新書です。 その中でも本書は…

関ヶ原散策

先日、関ヶ原観光ガイドのサイトで見つけた関ヶ原散策のモデルコース「西軍大好きコース」を歩いてきました。 関ヶ原の戦いの決戦地や開戦地、石田三成や島津義弘、大谷吉継といった西軍側の武将たちの陣跡を見て回ったのですが、各ポイントに向かう途中の道…

関ヶ原町散策のモデルコース 西軍大好きコース

前回、岐阜関ケ原古戦場記念館を堪能したのですが、そのあと、実際に古戦場をめぐってみようと思ったら、天候が悪化して仕方なくあきらめたのが心残りだったので、現地の天気が良好なのをあらかじめ確認してリベンジしてきましました。 ネットの情報や現地の…

信長を殺した男~本能寺の変431年目の真実~4 (漫画)藤堂裕 (原案)明智憲三郎 秋田書店

山崎の戦で明智光秀に勝利し、天下を統一した豊臣秀吉が自分に都合がいいように改ざんしてしまった本能寺の変の真実に迫る物語の第4巻です。 あらすじ 土佐を拠点にした戦国武将の長曾我部元親の四国統一を容認していたはずの織田信長が突如方針を転換し、讃…

信長を殺した男~本能寺の変431年目の真実~3 (漫画)藤堂裕 (原案)明智憲三郎 秋田書店

戦国時代の勝者豊臣秀吉によって改ざんされた本能寺の変の真実に迫る物語の3巻です。 3巻では柴田勝家率いる北陸方面軍が上杉謙信に惨敗した手取川の戦いや徳川家康の正室の築山殿が武田方に内通した疑いで殺され、嫡男の信康が自害させられた築山・信康事件…

JR関ヶ原駅周辺を散策

岐阜関ケ原古戦場記念館を堪能した後にJR関ヶ原駅まで戻る10分ほどの行程にも合戦ゆかりのポイントがいくつかあったので行ってみました。 岐阜関ケ原古戦場記念館 まず、古戦場記念館の裏手、すぐ西側は陣場野公園といって、徳川家康が最後の陣を置いた場所…

信長を殺した男~本能寺の変431年目の真実~2(漫画)藤堂裕 (原案)明智憲三郎 秋田書店

明智光秀の生涯を描いた、本能寺の変の真実の物語の第2巻です。 この巻では武田信玄が徳川家康を三方ヶ原で破る1572年から、本能寺の変の11ヶ月前の1581年7月あたりまでを描き、途中で光秀の妻煕子の回想という形で明智光秀の謎に包まれた前半生が語られます…